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矯正歯科治療における抜歯、非抜歯の判断基準

歯を抜くことが嬉しいと思う方はいらっしゃらないのではないでしょうか。しかし、歯列矯正で適切な治療を行おうとするとどうしても抜歯が必要なケースが出てきます。抜歯をしないことで、歯や咬み合わせに悪影響を及ぼしてしまう場合があるからです。今回のブログでは抜歯をしないといけないという判断をどのようにしているのか簡単にお話ししようと思います。

まず矯正歯科の歴史の説明からさせて下さい。20世紀初頭、現代歯科矯正の父と言われているアングル先生は非抜歯で矯正治療することを推奨しました。アングルは歯を動かすとそこに骨の成長がついてくると考えたからです。しかしやがて歯槽基底論という論文が発表され、大人の骨の大きさや形を変えることはできないということがわかり、次第に抜歯をして治療を行う矯正歯科医が増えました。20世紀中頃になるとアングルの1番弟子のツイード先生が抜歯をする場合の基準となる指標を発表します。私もこの抜歯基準を学生時代教科書で勉強し、実習の際、歯の大きさや角度を計測し計算した覚えがあります。その基準は歯が入る隙間と角度とスピーの彎曲と呼ばれる歯並びのカーブを基に計算されます。単純に言うと、あごに歯が入るスペースが片側で4mm以上足りないと抜歯が必要というものです。矯正歯科医も歯科医師ですのでなるべく歯を抜きたくはありませんが、歯が大きかったり顎の骨が小さかったりして歯と骨のバランスが大きく崩れている場合には本数調整がどうしても必要ということなのです。しかし最近になってまた事情が変わってきました。従来ならば抜歯が必要とされていたケースでもインプラント矯正(歯科矯正用アンカースクリューを用いた歯列矯正)の登場により非抜歯で治療できるケースが増えてきています。まだインプラント矯正は歴史の浅い治療法なので、明確な抜歯の判断基準というものはありません。矯正歯科医の過去の治療経験を基に判断していきます。 当院では精密検査から診断まで最短でも2週間のお時間をいただいています。抜歯・非抜歯の判断を含む大切な診断ですのでしっかりと時間をかけて行う必要があるからです。例えばCTであごの骨の厚さをみて歯をどの位置まで移動することができるか、抜歯が必要になった場合は歯の根の短いものを優先的に抜くという判断が必要です。また3Dシミュレーションによって治療計画が正しいかどうかを最終チェックしてきます。少し長く感じられるかもしれませんが診断の際は少々お時間をいただくことをご了承ください。

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