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顎間ゴムとリテーナーって何ですか?

新年初めてのブログとなります。明けましておめでとうございます。

早速ですが今回は顎間ゴムとリテーナーについてご説明したいと思います。

私の師は治療を始める患者さん全員に矯正歯科治療は二人三脚だということを必ず伝えていました。医師だけが治療をがんばっても、患者さんだけが治療をがんばっても治療はうまくいかないということです。治療には医師の的確な治療計画や調整に加えて患者さんの協力が必要となります。患者さんに治療中お願いすることで最も重要なことの中に顎間ゴムとリテーナーがあります。

顎間ゴムとは上の歯から下の歯に専用の輪ゴムのようなものをかけることです。顎間ゴムを適正に使用することにより上下の歯をしっかりと噛み合わせたり、上下の歯を前後的に動かしたりすることができます。ゴムを長時間使用することができれば治療期間が短縮できる上に治療結果も良くなります。歯磨きや食事の際には取り外す必要があり、またお仕事によっては仕事中に外す必要がりますので多少煩わしいこともあります。だからといってゴムの使用時間が短くなってしまうと治療期間が延長したり、上下の歯がなかなかしっかりと咬み合ってこなかったりする原因となってしまいます。上下の歯をワイヤーでつなげて牽引することができればいいのですが、お口が開かなくなってしまうのでそういうわけにはいきません。上下の歯の位置関係をコントロールする場合には患者さんのご協力が必要となります。

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リテーナーとは治療終了後に歯並びを維持しておくための装置です。動的治療(歯を動かすこと)が終了すると治療は終了と思われがちですが、動かした歯をその位置でキープしていくことも治療のうちの一つです。個人差はありますが、歯の位置が安定するにはおおよそ2年かかると言われているので、その間歯が動いてしまわないようにリテーナーを使用していただく必要があります。当院で作成しているリテーナーは目立たないタイプのものですのでつけていることを気づかれることはほぼありませんが、顎間ゴムと同様に食事と歯磨きの際に取り外す必要があったり、食事の顎には歯磨きをしてからリテーナーを改めて装着しないといけなかったりしますので面倒になり、使用時間が少なくなってしまうことがあります。適正な時間リテーナーを使用しないと歯が動いてしまい、せっかく綺麗に並んだ歯並びが崩れてしまうこともあるので油断は禁物です。

治療中や治療後には患者さんにこのようなお願いすることがありますので、ご協力いただけると助かります。

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医療法人梅田リンガル 矯正歯科医院 大阪オルソ

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