出っ歯・叢生・過蓋咬合を改善したハーフリンガル矯正治療

患者様について

33歳5ヶ月・大阪市在住の会社員の患者様です。
「出っ歯と歯のがたつき」を主訴にご来院されました。

治療期間:2年11ヶ月

院長 谷木俊夫

谷木院長による症例解説

アンカースクリュー併用でⅡ級関係をⅠ級へ改善した症例(33歳女性)

初診時の歯並びの状態

口腔内所見より、臼歯関係は中等度のCl.Ⅱ(上顎大臼歯近心位)で、重度の過蓋咬合が認められました。
また、前歯の突出および叢生も認められました。

装置について

審美性を考慮し、ハーフリンガル矯正装置(上顎:裏側/下顎:表側)を使用しました。

診断と治療計画

前歯の突出および叢生の改善のため、上下左右の第一小臼歯(4番)の抜歯を行いました。
さらに、Ⅱ級関係の改善のため、アンカースクリューを用いて上顎大臼歯を遠心移動し、Ⅰ級関係の確立を目指す治療計画としました。

治療経過

治療開始後、最初の6ヶ月で前歯のレベリングおよび咬合挙上を行いました。
7ヶ月目に上顎正中口蓋縫合部へアンカースクリューを植立し、上顎大臼歯の固定を確立しました。

その後、約1年間で前歯の後方移動(スペースクローズ)を行い、抜歯スペースを閉鎖しました。
スペース閉鎖後は、約6ヶ月間で上顎大臼歯の遠心移動を行い、臼歯関係の改善を図りました。

その後、約1年間ディテーリングを行い、歯根の平行性や咬合の緊密化、正中の調整を行いました。

本症例では過蓋咬合により前歯の干渉が強く、咬合挙上に時間を要しました。
一時的に咬合が浅くなっても、スペースクローズの過程で再び咬合が深くなるため、その都度前歯の圧下および大臼歯の挺出を行い、咬合のリカバリーを行いました。

治療結果

治療期間は2年11ヶ月でした。
前歯の突出および叢生は改善され、過蓋咬合も解消されました。
また、Ⅱ級であった臼歯関係はⅠ級へと改善され、機能的かつ審美的に良好な咬合を獲得しました。

治療概要

年齢:33歳5ヶ月
性別:女性
お住まい:大阪市
主訴:出っ歯・叢生
診断:上顎前突・叢生・過蓋咬合・AngleⅡ級
装置:ハーフリンガル矯正
治療方法:上下小臼歯抜歯矯正
補助装置:アンカースクリュー(正中口蓋)
治療期間:2年11ヶ月

矯正治療の主なリスク・副作用

歯の移動に伴い痛みや違和感が生じることがあります。
歯根吸収や歯肉退縮が生じる可能性があります。
装置装着中は虫歯や歯周病のリスクが高くなるため、適切な口腔ケアが必要です。
保定装置を使用しない場合、後戻りが生じる可能性があります。

費用

治療費

総額143万円(税込)
※分割払いをご利用いただけます(月々14,614円より)

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