インビザラインは装着するまでに歯型とりを行ってから完成まで通常6週間程お時間をいただきます。ここではインビザラインができるまでの工程をご説明します。
歯型採り
歯型採りと写真撮影をします。歯型は厳重に梱包し、写真はアライン社(インビザラインを製作する会社)へ送信します。
アメリカへ歯型の輸送
歯型をアライン社に発送します。アライン社はアメリカにあるため、輸送と歯型の3Dデータへの変換に約2週間を要します。
クリンチェック(治療シミュレーション)作成
歯をどのように動かすかシミュレーションを作ります。単純に全ての歯を同時に動かして綺麗に並べていくという治療シミュレーションでは計画通りに歯は動きません。歯を動かすタイミングや方向、部位などを適切に細かく決めていきます。何度か修正が必要なため、治療シミュレーションの製作には約2週間を要します。
インビザラインの製作および発送
シミュレーションが完成するとその治療計画を元にインビザライン(マウスピース矯正装置)を製作します。完成したインビザラインが医院に届くのはアメリカからの発送となるためシミュレーション完成から約2週間後となります。
これらの工程を経てインビザラインは製作されています。
マウスピース矯正装置は表側からのワイヤー治療とは違い、1人1人の患者様に合わせたオーダーメイドの装置です。
歯型を採ってから6週間は少し長いと感じられるかもしれませんが、治療計画通りに歯を動かすための適切な治療計画と、歯にぴったりと合う精密な装置を作製するための必要不可欠な時間となります。
当院では2017年1月より口腔内スキャナを用いた光学印象を行っているため、現在は特にご希望がある場合を除いて歯型のアメリカへの輸送は行っていません。
そのため口腔内スキャナの導入により約1ヶ月でインビザラインを製作できるようになりました。従来の歯型(シリコン印象)でも口腔内スキャナを用いた光学印象でも治療費は変わりませんので歯形とり方法でご希望がある場合にはお気軽にお申し付けください。