アソアライナー
アソアライナーは寸法安定性に優れ、吸水性が少ない上に毒性のないポリエチレンテレフタラート製のマウスピース矯正装置です。
この矯正装置は1998年に韓国のDr.Kimによって考案され、クリアライナーと命名されました。
この名前は世界中でマウスピース矯正装置と同義で使用されるまでになり、日本では「アソインターナショナル」が製作するアソアライナーなどがあります。
アソインターナショナルは矯正装置を専門的に製作する数少ない技工所です。
アソアライナー 最大の特徴
アソアライナーは歯型とりを行ってから約10日間で製作することができます。
これはインビザラインや裏側矯正装置製作期間の3分の1以下です。
また約一ヶ月おきに新しいマウスピースを製作しますので、虫歯や歯の根の治療をしながら矯正治療を進めていくことができます。
一方で複雑な歯の動きには対応していないため、歯の移動量が少ないケースや矯正治療後の後戻りの修正、またワイヤー矯正やインビザライン矯正の前処置として有用な装置です。

来院回数
月1回の型取りで継続しやすい
一ヶ月に1回歯型をとり、新しい装置を製作します。
一回の歯型で2〜3個の装置を製作し、約1mm歯を動かします。
適応症例
症例選択が治療成果の鍵
複雑な歯の動きには対応できませんが、症例を適切に選択すればしっかりと歯を移動することが可能です。
矯正費用
比較的コストを抑えやすい
特殊な分析ソフトや3Dシミュレーションが必要ないため、他のマウスピース矯正治療に比べ費用は安価です。
ポイント
軽度移動で特にメリットが大きい
必要とする歯の移動量が少ない場合には、アソアライナーを使用することにより装置の製作期間と費用を抑えることができます。
アソアライナーについてよくある質問
1日何時間マウスピースを使用しなければなりませんか?
マウスピースの違和感はありませんか?
汚れは簡単に落ちますか?
装置をつけたまま飲食は可能ですか?
アソアライナーはこのような方に特におすすめです
CASE 01
以前矯正治療をして一旦は歯並びが綺麗になったが、少し歯並びが戻ってしまった方
CASE 02
現在虫歯や歯の根の治療を行っており、その治療が終わる前に早く矯正治療を始めたい方
CASE 03
元々歯並びがある程度整っており、一部の歯並びのずれを装置が目立たない矯正治療で治したい方
CASE 04
歯並びや噛み合わせのずれは大きいが、ひとまずずれが目立つ部分だけを治療したい方
CASE 05-06
- 上下の歯の重なりが大きく、ワイヤー矯正装置では部分矯正が難しいと診断された方
- 歯の色調が暗く、歯並びも気になるため、矯正治療と同時に歯のホワイトニングもしたい方
CHECK POINT
おすすめ判定の目安
- 大きく歯を動かすより、軽度〜中等度の調整を希望
- 装置の目立ちにくさと費用のバランスを重視
- 他治療と並行しながら矯正を進めたい
※ 最終的な適応可否は、歯並び・噛み合わせ・治療目的を診察したうえで判断します。
次に「インビザラインについて」を見る
アソアライナーとインビザラインは共にマウスピース矯正装置装置です。
マウスピース矯正装置の特徴として無色透明で取り外すことができ、一定期間ごとにマウスピースを交換することで少しずつ歯を動かしてきます。
これらの性質は全てのマウスピース矯正装置で共通することですが、アソアライナーとインビザラインとでは素材、製作方法、製作場所、適用症例、費用などの違いがあります。
これらの違いやご希望に応じて最適な装置を選ぶ必要があります。
比較ポイント: 「費用感」「対応できる歯の動き」「装置完成までの期間」「治療の進め方」の違いをまとめて確認できます。
アソアライナー®に関する医療機器情報
当院では、マウスピース型矯正装置による矯正治療の一つとして、アソアライナー®を使用しています。
- (1) 未承認医療機器であること
- 当院で使用するアソアライナー®は、日本国内では薬機法 (医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律) 上の医療機器として承認を取得していない未承認医療機器です。
- また、患者様ごとに製作される完成品の矯正装置について、国内で承認された既製医療機器とは薬機法上の取り扱いが異なります。
- (2) 入手経路
- 当院で使用するアソアライナー®は、株式会社アソインターナショナルを通じて入手しています。
- アソインターナショナルでは、歯科医師から提供された歯列情報等をもとにアライナーを製作し、歯科医院へ納品するシステムを提供しています。
- (3) 国内の承認医療機器等の有無
- 日本国内には、薬機法上の承認・認証を受けた歯科矯正用材料や、マウスピース型矯正治療に関連する医療機器が存在します。
- そのため、アソアライナー®と同様に歯列矯正を目的として使用される国内承認・認証医療機器を用いた治療方法もあります。
- (4) 諸外国における安全性等の情報
- アソアライナー®は日本国内で使用されているほか、海外でも使用されています。
- 米国では「AsoAligner」がFDAの510(k)制度により、Sequential Alignerとして実質的同等性が認められています (510(k)番号: K201104)。ただし、米国FDAでの手続きは日本の薬機法上の承認とは別の制度です。
- なお、矯正治療には、歯の移動に伴う痛みや違和感、歯根吸収、歯肉退縮、むし歯・歯周病、咬み合わせの変化、治療期間の延長などのリスクがあります。
- 海外における承認状況等があっても、日本国内で未承認であることによる薬機法上の位置付けが変わるものではありません。
- (5) 医薬品副作用被害救済制度等について
- アソアライナー®は日本国内で薬機法上の承認を取得していないため、未承認医療機器の使用に伴う健康被害について、医薬品副作用被害救済制度等の公的な救済制度の対象とはなりません。