診断と装置の制作方法について
従来は粘土のような材料で歯型を採り、石膏で歯の模型を作っていました。さらに石膏模型の歯を糸ノコギリで1本1本切り離し、
ワックスで作った歯茎に並べ、予測される治療後の歯並びを製作していました。
このような技法では材料の膨張収縮や、変形、また糸ノコギリで石膏を切る際の歯の形状の変化があり、精度に限界があります。
デジタルデータを用いた診断や装置の製作によりこれらの問題点が解決できるようになりました。
デジタルシミュレーションによる診断
スキャンした歯のデータを基に治療後の歯並びを再現することができるようになりました。
シミュレーションを確認することで効率的な歯の動かし方を計画することができ、歯の負担を減らしたり、治療期間を短縮したりすることができます。
また患者様に診断結果の説明をする際にもシミュレーションをご覧いただくことで、より治療方法を分かりやすくご説明できるようにもなっています。
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3Dプリンタによる装置の制作
スキャンした歯並びや治療後を予測した歯並びを3Dプリンタにて出力できるようになりました。
3Dプリンタで製作したセットアップモデル(予測模型)を基に患者様の種々の装置をオーダーメイドで製作します。
![3Dプリンタによる装置の制作](https://umedalingual.com/wp-content/uploads/2018/11/IMG_0437-480x360.jpg)
当院ではこのようにデジタル技術を積極的に用いた診断および装置の製作を行なっています。