矮小歯と欠損歯、上顎前歯叢生のハーフリンガル矯正
左上2番の矮小歯、左下3番の欠損を、非抜歯のハーフリンガル矯正で治療しました。
治療期間:1年2ヶ月

谷木院長による症例解説
治療方法
初診時年齢22歳0ヶ月の患者様です。左上2番の歯が基準より著しく小さく(矮小歯)、左下3番の欠損、上顎前歯の叢生が認められます。これらの症状に対し、アンカースクリューでの上顎大臼歯遠心移動を伴うハーフリンガル矯正(上の歯は裏側に、下の歯には表側に矯正装置をつける)を行いました。下の歯が1本少ないため、上顎の歯の中心は左下の1番目の歯の中心に合わせました。治療後は叢生、咬合が改善されました。通院は1ヶ月ごとにしていただきました。
リスク
非抜歯で叢生の改善を行う場合、口元が出てしまうリスクがあります。本症例では、アンカースクリューで上顎大臼歯を遠心移動し前歯を配列するスペースを確保することで、前歯を前方に移動することなく叢生を改善することができました。
費用
治療費は総額143万円でした。