叢生と過蓋咬合(ディープバイト)の改善
左側の小臼歯を1本抜歯し、左側犬歯を後方に移動。また、叢生を改善して上下の歯の中心を揃えました。左側大臼歯が前方に移動しないようにアンカースクリューでの固定も行いました。
治療期間:1年5か月

谷木院長による症例解説
治療方法
初診時年齢25歳11ヵ月の患者様です。上下の中心のずれ、歯のがたつきを改善したいとのことでご来院されました。左側の大臼歯が小臼歯一本分手前に位置しており、叢生と過蓋咬合が認められたため、左側の小臼歯を1本抜歯し、左側犬歯を後方に移動、叢生の改善および上下の歯の中心を揃えました。また、左側大臼歯が前方に移動しないようにアンカースクリューでの固定を行いました。通院は1ヶ月ごとにしていただきました。
上下の中心が完全に一致し、叢生と過蓋咬合の改善を行うことができました。
リスク
過蓋咬合の抜歯ケースでは、前歯の舌側傾斜により噛み合わせがより深くなり、前歯の適切な被蓋を再現できないリスクがあります。セットアップでのオーバーコレクションとクロージングワイヤーに大きめのゲーブルベンドを付与することで、上顎前歯が舌側傾斜しないように治療を行いました。
費用
治療費は総額143万円(税込)でした。