前歯のガタガタと口元の突出感を改善した治療(26歳会社員女性)

患者様について

26歳・大阪市在住の会社員の患者様です。
「前歯のガタガタが気になる」「口元が前に出ている感じがする」というお悩みでご来院されました。
初診時は少し緊張されたご様子で静かな印象の患者様でしたが、治療が進むにつれて色々なお話をしてくださるようになりました。
最終的には治療結果のウェブサイト掲載にもご協力いただき、大変嬉しく思っています。

治療期間:1年11ヶ月

院長 谷木俊夫

谷木院長による症例解説

初診時の歯並びの状態

口腔内を拝見したところ、奥歯の噛み合わせはAngle Class I(Ⅰ級関係)でした。
一方で前歯には中等度の叢生(歯の重なり)と過蓋咬合(ディープバイト)が認められました。
右上の5番目の永久歯が先天欠損で乳歯が残存していました。
また歯列の前方突出により、口元の突出感も認められました。

診断と治療方針

この症例では前歯の叢生、口元の突出感、ディープバイトの3つを同時に改善する必要がありました。
叢生量が中等度であったことと、口元の突出感を改善する必要があったため右上の乳歯と左上の第一小臼歯、下の左右の第二小臼歯の合計4本の抜歯を行い、歯列にスペースを確保する治療計画としました。
さらに奥歯が前方に移動してしまうと前歯を十分に後方へ移動できなくなるため、アンカースクリュー(矯正用インプラント)を使用して大臼歯を固定し、奥歯を動かさずに前歯を後方へ移動する治療を行いました。

ディープバイト(過蓋咬合)の改善方法

この症例では前歯の被さりが深いディープバイト(過蓋咬合)も認められました。
本症例では前歯の圧下(歯を歯槽骨内へわずかに沈める移動)によって改善する治療を行いました。
その際、奥歯が挺出してしまうと口元のバランスが崩れる可能性があるため、アンカースクリューで大臼歯を固定し、挺出を防ぎながら前歯を圧下する治療を行いました。

治療経過

治療は以下のステップで進めました。
治療開始から約4ヶ月で、前歯の叢生を改善し歯列を整えるレベリングを行いました。
その後、約1年間かけて抜歯によってできたスペースを閉鎖し、前歯を後方へ移動しました。
この過程で口元の突出感も徐々に改善していきました。
最後に咬み合わせを細かく調整するディテーリングを行い、咬合の緊密化や歯根の位置調整、咬合バランスの最終調整を行いました。

治療結果

最終的な治療期間は1年11ヶ月でした。
通院頻度は月1回程度です。
前歯のガタガタはきれいに改善し、口元の突出感も自然な印象になりました。
またディープバイトも改善し、機能的にも安定した咬み合わせになりました。

患者様のご感想

「思ったより早く終わったので、もっと早く始めればよかったと思いました。」

ドクターコメント

本症例では前歯の叢生、口元の突出感、ディープバイトという複数の問題がありました。
そこで乳歯と第二小臼歯の抜歯によるスペース確保、アンカースクリューによる奥歯の固定、前歯の圧下によるディープバイト改善を組み合わせた治療を行いました。
矯正治療では見た目だけでなく、噛み合わせや治療後の保定まで考えた治療設計が重要です。
当院では患者様一人ひとりの歯並びの状態に合わせて、長期的に安定する治療を大切にしています。

治療概要

年齢:26歳
性別:女性
お住まい:大阪市
主訴:前歯のガタガタ・口元の突出感
診断:中等度叢生・過蓋咬合(ディープバイト)
装置:裏側矯正(上顎:舌側矯正/下顎:舌側矯正)
治療方法:右上乳歯と左上の第一小臼歯および下の左右の第二小臼歯の4本抜歯・アンカースクリュー併用
治療期間:1年11ヶ月
通院頻度:月1回
治療費:総額143万円(税込)

矯正治療の主なリスク・副作用

治療中に歯の移動に伴う痛みや違和感が生じることがあります。
歯根吸収が起こる可能性があります。
歯肉退縮が生じる可能性があります。
清掃状態によっては虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
保定装置を使用しない場合、後戻りが起こる可能性があります。

費用

総額:143万円(税込)
※分割払いをご利用いただけます(月々14,614円より)
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当院では初診カウンセリングを行っております。

矯正歯科を専門に行う歯科医師が、歯並びの状態に応じた治療方針をご説明いたします。

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