八重歯は裏側矯正で治せる？八重歯を治すべき理由も解説
こんにちは。
大阪市北区にある 医療法人梅田リンガル矯正歯科医院 大阪オルソです。
当院は、女性専門の裏側矯正（舌側矯正）とマウスピース矯正の専門医院として、患者様が安心して美しく歯並びを整えられるよう、専門的なサポートを提供しています。
今回のテーマは、多くの方が悩む 「八重歯（上顎犬歯の突出）」 です。八重歯は可愛らしい印象を持たれることもありますが、噛み合わせや歯周組織への影響から、治療を検討される方も増えています。
この記事では、八重歯は裏側矯正で治せるのか、さらに 八重歯を治すべき理由 について、専門的な観点も交えて解説します。
目次
1. 八重歯とは？形成されるメカニズム
八重歯とは、上顎の犬歯が歯列から外れて生える状態を指します。医学的には「叢生（そうせい）」の一種で、特に犬歯の突出が顕著なケースです。日本人に多く見られる特徴ですが、可愛い印象だけでなく、歯列や噛み合わせに影響を及ぼすことがあります。
八重歯が形成される原因
- 顎の骨格に対して歯が大きすぎる
顎の大きさに比べて犬歯が大きいと、自然に歯列に収まらず飛び出します。 - 歯列のアーチ形成の問題
前歯や小臼歯の傾きが犬歯の位置を押し出す場合があります。 - 遺伝的要因
顎の大きさや歯の形態が親から遺伝することがあります。 - 乳歯の早期脱落や交換の遅れ
乳歯の脱落時期のズレにより、永久歯が正しい位置に萌出できないことがあります。
犬歯は口腔内で非常に重要な役割を持つ歯で、咀嚼や噛み合わせのガイドとして機能します。突出した八重歯は、口腔機能や歯周組織の健康にも影響することがあります。
2. 八重歯の健康リスク
八重歯は単なる見た目の問題ではありません。以下のようなリスクがあるため、治療を検討することが推奨されます。
虫歯や歯周病になりやすい
突出した犬歯は、歯ブラシが届きにくく、プラークが蓄積しやすくなります。長期的には歯周病や虫歯のリスクが高まります。
噛み合わせの乱れによる顎関節・大臼歯への負担
犬歯は「犬歯誘導」と呼ばれる、左右の顎運動をガイドする重要な歯です。位置がずれると、大臼歯や顎関節に負荷がかかり、大臼歯の摩耗や顎関節症の原因になることがあります。
審美的影響
八重歯が目立つことで、口元が前に出て見える、横顔のバランスが崩れるなど、審美的な印象にも影響します。
発音や咀嚼への影響
犬歯の位置がずれると舌や唇の動きに影響し、特に「サ行」「タ行」の発音がしづらくなる場合があります。また、食べ物を効率よく咀嚼する能力にも影響することがあります。
3. 裏側矯正で八重歯は治せるのか
結論として、八重歯は裏側矯正でも十分に治療可能です。
裏側矯正（舌側矯正）は、歯の裏側に装置を装着するため、矯正中でも周囲からほとんど見えません。また、ワイヤーを使った精密な力の調整が可能で、犬歯の複雑な三次元移動にも対応できます。
4. 八重歯治療における抜歯の判断基準
八重歯治療では、歯列スペースや突出の程度によって、抜歯の有無を判断します。
抜歯が必要なケース
顎のスペースが不足しており、犬歯や周囲の歯を整列させる余地がない場合
非抜歯で可能なケース
歯列の拡大や前後の歯の移動で収まる場合
当院では、精密検査（口腔内スキャン・レントゲン・模型分析）を行い、可能な限り歯を抜かずに治療できるかを判断します。
5. 治療計画における注意点
八重歯治療では以下のポイントに注意します。
- 歯周組織の健康確認
歯周病がある場合、矯正前に治療を行うことで安全に歯を動かせます。 - 咬合力のバランス
犬歯は咬合ガイドとして重要なため、移動後の咬合を精密に設計します。 - 歯根や骨の状態
歯根が曲がっていたり、短かったり、また周囲の骨が不足している場合は慎重な計画が必要です。
6. 裏側矯正のメリットと適応ケース
メリット
- 装置が見えないため、治療中の審美性を重視する方に最適
- 複雑な歯の移動にも対応でき、高精度な歯列改善が可能
- 歯の表面を傷つけにくく、虫歯リスクを抑えやすい
適応ケース
- 中等度〜重度の八重歯
- 矯正治療中の見た目を気にされる方
- アンカースクリューの併用が必要な方
7. 当院が八重歯矯正で選ばれる理由
- 女性専門医院として、矯正中も自然で美しい口元を提供
- 裏側矯正の専門的な技術で、重度の八重歯も精密に改善
- iTeroスキャンによるシミュレーションで、治療前に仕上がりイメージを事前に確認可能
- 治療中の快適性・審美性にも配慮したサポート
8. まとめ
八重歯は裏側矯正でもしっかり改善可能で、審美面だけでなく機能面や健康面にもメリットがあります。目立たず精密に治療したい方や、八重歯による口腔トラブルを予防したい方には、裏側矯正が最適です。
大阪市北区で八重歯の矯正をご検討中の方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
