ヨーロッパ舌側矯正歯科学会
裏側矯正は特に日本でニーズが多い治療方法ですが、裏側の装置で有名なインコグニートはドイツ、ハーモニーはフランスで作られており、ヨーロッパは裏側からの治療が盛んに行われている地域の一つです。
日々の治療を客観的に評価していただくため、2018年7月にポルトガルで開催された学会に当院で治療した症例を提出させていただきました。
提出症例
評価対象は歯を抜かずに治療した症例と小臼歯を抜歯した症例で、上下共に裏側から治療した症例となります。英語で作成した資料をそれぞれ約40枚と治療前後および治療1年後の模型を準備しました。学会初日の朝一番から審査があり、6人の審査員の先生方が症例をチェクします。約3時間の審査終了後は審査員の先生から様々なアドバイスを頂き、大変勉強になりました。
授賞式
英語で資料を準備することは初めてのことでしたので緊張しましたが、無事認定試験に合格することができ、最終日の授賞式にも出席させていただきました。ヨーロッパの先生ばかりのテーブルでの会話には苦労しましたが、フランスの先生とまた二年後にイタリアで開催される学会での再会を約束して大会は盛況のうちに閉会となりました。
お礼
症例提出にご協力いただいた患者様のおかげで大変貴重な経験をさせていただきました。この経験を日々の診療に生かしていければと思っています。