上顎前突および過蓋咬合のハーフリンガルでの治療
上顎前突および過蓋咬合を、ハーフリンガル矯正で治療しました。
治療期間:3年1ヶ月

谷木院長による症例解説
治療方法
初診時年齢27歳10ヶ月の患者様です。口元の突出感、口が閉じづらい、前歯で噛めないなどの症状があり、上顎前突と過蓋咬合がみられます。これらの症状に対し、上顎前歯を最大限後方に移動するためアンカースクリューで上顎第一大臼歯を固定し、上の左右4番および左下の5番を抜歯して、前歯の後方牽引を行いました。治療後は、口元の突出感と過蓋咬合が改善されました。通院は1ヶ月ごとにしていただきました。
リスク
抜歯を伴う治療では上下前歯が内側に倒れ、噛み合わせが深くなるリスクがあります。本症例は重度の過蓋咬合であり、これ以上噛み合わせが深くなることを避けるために、上下前歯に十分な圧下力、またクラウンラビアルトルクをかけながら前歯の後方牽引を行い、上下前歯の挺出および舌側傾斜を防ぎながら後方牽引を行いました。
費用
治療費は総額140万4千円(税込)でした。