左上2番の先天欠損および過蓋咬合のフルリンガルでの治療
左上2番の先天欠損および過蓋咬合を、フルリンガル矯正で治療しました。
治療期間:2年4ヶ月

谷木院長による症例解説
治療方法
初診時年齢28歳10ヶ月の患者様です。左上2番の先天欠損があり、重度の叢生、過蓋咬合がみられます。重度叢生を改善するため、また上下左右の歯の本数を揃えるために右上と下の左右の4番を抜歯しました。さらに左上2番がないために上下の中心のずれが大きかったので、アンカースクリューで上顎前歯を右方向に移動し、上下の中心を合わせました。治療後は、上下の歯の中心が一致し、叢生および過蓋咬合が改善されました。通院は1ヶ月ごとにしていただきました。
リスク
左上2番が先天的に欠損しており、右上と下の左右の小臼歯抜歯では歯の幅の違いにより上下の歯の中心の不一致および咬合が不安定になるリスクがあります。本症例ではIPRで歯の幅を調整し、上下の歯の幅のバランスを合わせることで咬合の緊密化を計りました。
費用
治療費は総額172万8千円(税込)でした。