歯を動かす仕組み
今回のブログではワイヤーでの治療とマウスピースで治療の違いをご説明したいと思います。まず大きな違いは、ワイヤーでの治療は歯に装置を接着してワイヤーを通すことで、ワイヤーやゴム、バネの弾性力を歯に加えるのに対し、マウスピースでは透明なプラスチックを歯に被せることによりプラスチックの弾性で歯に力をかけていきます。
歯が動くスピード
歯が動くスピードが違います。マウスピースは1装置につきo.25mm程度ずつ歯を動かしていくのに対し、ワイヤーは1ヶ月で約1〜2mm歯を動かすことができます。マウスピースの交換は2週間に一回が基本ですので、ワイヤーの方が単純に計算すると2倍以上のスピードで歯が動くことになります。
違和感
違和感に違いがあります。どちらの装置にも多少違和感はありますが、マウスピースは厚さ0.75mmと薄く滑らかですので、裏側のワイヤーを通す装置に比べ違和感が少ない傾向にあります。
見た目
見た目の違いがあります。ワイヤーでの治療は歯の裏側に装置をつけた場合、咬んでいる状態では正面からは装置が全く見えないのに対し、マウスピースは透明とはいえ表側にも装置が付いているので厳密に言えば多少は見えてしまいます。
清掃性
マウスピースは清掃性に優れています。歯磨きの際には装置を取り外すことができるので、普通に歯を磨くことができます。裏側のワイヤーを通すための装置は形が複雑で、しかも歯の裏側にあるので歯磨きが難しくなってしまいます。
まとめ
ワイヤーとマウスピースは両装置に長所と短所があります。必要な歯の動きやご職業などによってもどちらの装置が適切か選択が必要なので、装置が目立たない治療をお考えの方やマウスピースとワイヤーどちらの治療がいいのか迷われている方は「大阪オルソ」にご相談ください。