院長ブログ

インビザラインではいつ頃から効果が分かる? 歯が動く仕組みや効果が表れない原因についても解説します!

 矯正治療はある程度の長い時間を要する治療ではありますが、できるだけ早く効果を感じたい、見た目の変化を実感したいと思う方も多くいらっしゃるかもしれません。

 この記事では、インビザラインの治療ではいつ頃から効果が分かるのか、そして、矯正治療で歯が動く仕組みや、なかなか効果が表れない場合に考えられる原因についても詳しくご紹介します。

 

インビザラインとはどのような治療方法?

 インビザラインとはマウスピース矯正の一種です。透明なマウスピースを歯につけることで歯に力をかけ、動かしていきます。マウスピースが目立ちにくく、取り外しも自由にできることから、近年人気の矯正治療方法です。インビザラインでは、治療を始める前に型どりをしたデータをもとに、治療に必要な全てのマウスピースをコンピューターが作製します。そのマウスピースを、1~2週間ごとに新しいものに交換しながら治療を進めていきます。

 

インビザラインで歯が動く仕組み

 マウスピースをつけるだけでなぜ歯が動くのか、不思議に思う方も多いでしょう。その仕組みについて、解説していきます。

 

カギとなるのは歯根膜の働き

 矯正治療で歯が動くことには、「歯根膜」と呼ばれる組織が大きく関わっています。歯根膜とは、歯と歯を支えている骨(歯槽骨)の間でクッションのような役割を果たす薄い膜です。0.15~0.38mmと薄い膜ではありますが、歯根膜は一定の厚みを保とうとする性質をもっています。矯正治療ではこの性質を利用しているのです。

 

  1. 矯正装置によって外から歯に力がかかると、歯根膜にもその力が伝わります。
  2. 歯が動く方向の歯根膜は、圧迫されて縮みます。
  3. 逆側の歯根膜は、引っ張られて伸びます。
  4. 縮んだ側の歯根膜は元の厚みに戻ろうとします。その際、骨を溶かす細胞をつくって骨を吸収させます。
  5. 伸びた歯根膜は、元の厚みに戻るために新しい骨を生み出す細胞をつくり、骨を再生させます。

 

このように、歯根膜での骨の吸収と再生を繰り返し行うことで、歯が動いていきます。

 

なぜマウスピースをつけるだけで歯が動く?

 では、なぜマウスピースをつけるだけで歯が動くのでしょうか。それはマウスピースの設計に起因しています。インビザラインの治療で用いられるマウスピースは、現在の患者さまの歯列にぴったりはまるようには作られていません。僅かではありますが、ズレが起こるように設計されています。この小さなズレによって歯に適度な力がかかり、歯が動くようになっています。

 

1ヶ月で歯はどのくらい動く?

 歯を急激に動かそうとすると、歯根膜や歯を支えている骨に負担がかかってしまいます。そのため、ある程度歯にかかる力をコントロールすることも大切です。矯正治療では、歯の移動量は最大でも1ヶ月で1mm程度と言われています。

 

 一般的にインビザラインの治療では、1枚のマウスピースで歯が0.2~0.25mm動くように設計されています。1週間程度でマウスピースを新しいものに交換していった場合、1ヶ月で4枚のマウスピースを使うことになり、1ヶ月で約1mm歯を動かせるということになるのです。

 

インビザラインの効果が分かるのはいつ頃から?

 歯が1mm動いただけでは、目に見えて変化が分かる方は少ないかもしれません。しかし、先ほどの計算通りに治療が進んだ場合、治療開始から4ヶ月~半年程度経つと歯は4~6mm程度動くことになります。そのころには、毎月の積み重ねで歯並びの変化を感じられるようになるでしょう。

 

なかなか効果が表れない原因

 歯の動くスピードには多少の個人差はありますが、なかなか矯正治療の効果が実感できない場合にはどのような原因が考えられるのでしょうか。

 

マウスピースが正しく装着できていない

  

 マウスピースが正しく装着できていないと、本来期待できる力が歯にかかりません。マウスピースを装着するときは、まず上下それぞれのマウスピースがどちらのものなのかを必ず確認します。そして、奥歯から沿わせるように歯列にマウスピースをあわせます。マウスピースが完全にはまるようにして装着しましょう。もし浮いてくるような場合は「チューイー」とよばれるシリコン製のロールチューブを併用します。歯とマウスピースの間に隙間ができないように確実に装着しましょう。

 

マウスピースの装着時間が不足している

 

 マウスピースは1日に20~22時間以上装着していただくようお願いをしています。食事と歯磨きのとき以外は、常にマウスピースをつけた状態でいるということです。もし装着時間が不足してしまうと、治療計画通りに歯が動きません。1日だけ装着時間が不足した程度では大きな影響が出ないことがほとんどですが、それが積み重なってしまうようなことがあると、歯の動きも遅れてしまいます。

 

アタッチメントなどの装置が破損している

  

 インビザラインの治療を進めていく中で、「アタッチメント」と呼ばれる補助装置を歯の表面につけることがあります。これが破損していたり外れているようなことがあると、マウスピースが歯にしっかりと保持されず、期待していたように歯に力がかかりません。もし治療途中でアタッチメントが取れてしまったりしたときは放置せず、早めに矯正担当医に相談しましょう。

 

マウスピースの交換時期が適切でない

 インビザラインの治療では、患者さまご自身で新しいマウスピースへの交換を行うため、ワイヤー矯正に比べて通院回数が少なく済むことも大きな特徴です。しかし、マウスピースの交換を勝手に早めたりしてしまうようなことがあると、マウスピースがはまらないなどの問題が起こり、計画通りに治療を進められなくなってしまいます。マウスピースの交換は、歯科医師の指示に従って適切な時期に行いましょう。

 

治療計画に問題がある

  

 インビザラインの治療経験に乏しい歯科医師が治療計画を立ててしまった場合など、治療計画そのものに無理がある可能性も否定できません。インビザラインの治療経験や実績が豊富な歯科医院を選んで矯正治療を行うようにしましょう。

 

まとめ

 いかがでしたでしょうか?インビザラインの治療で効果が分かるには4ヶ月~半年程度かかりますが、毎日正しくマウスピースを装着し続けることが治療の成功への一番の近道です。

 当院では、治療経験豊富な歯科医師が患者様の様々なお悩みに合わせて最適な治療方法をご提案いたします。矯正治療にご興味のある方はぜひお気軽にご相談ください。

 

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