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矯正歯科治療の小顔効果

矯正治療をすると顔が小さくなったと周囲の人から言われたと患者さんからお聞きすることがよくあります。歯並びの治療では歯の位置だけを動かしているので本来そのような効果はないはずなのですが、実際多くの方がそのような印象を受けているようです。なぜそのようなことが起こるのか考えてみました。

まず歯並びの治療を始めますと、歯が動くお痛みがあったり、装置の違和感があったりして食欲が落ちる時期がある方がいらっしゃいます。その際一時的にお顔が痩せる可能性があります。

次に治療を始めると大きく歯が動いてくるので治療途中では一時的にしっかりと咬めなくなり歯に力が入らなくなることがあります。その時期には頬骨から下あごのエラの部分につながっている咬むための筋肉が細くなることがあります。

また八重歯が唇を持ち上げていた場合、歯並びを整えることで糸切り歯が本来の位置に移動すると唇の形が変わります。同様に口元を積極的に下げるよう、前歯全体を後方に移動すると唇の形が変わりますので場合によってはお顔が小さくなったような印象を受けるかもしれません。

治療を始めてすぐには一旦食欲が落ちても、また食べられるようになりますし、治療途中でしっかりと咬めなくなっても治療後半には奥歯に力が入るようになりますので体重や筋肉はある程度元に戻ると思います。唇の形態に関しては八重歯を治し、また積極的に口元を下げるような治療をした場合には口元が下がり、お顔の印象はかなり変わります。つまり唇の形態の変化が治療後に顔が小さくなったような印象を与える原因かもしれません。そのようなお顔の変化を治療前に正確に予測できればいいのですが個人差が大きく、実際には難しいのが現状です。一般的には前歯を後方に移動した場合、歯が後方に下がった量の7割ほど唇が下がると言われています。ただし唇の位置の変化には個人差があり、また唇の位置には好みもあります。そこで当院では治療中、毎回横顔の写真をお撮りさせていただき、口元の変化を確認しています。口元の位置をご相談しながら治療を進めていくことで患者さんのご希望に沿った口元の印象へ近づけることが可能です。基本的には正常咬合の日本人女性の平均値に近づけるような治療を行っていますが、場合によっては歯科矯正用アンカースクリューを使用し口元の変化をコントロールすることもあります。例えば唇の張りを残すため歯を後方への移動量を制限すること、また歯を1本抜いてその隙間分前歯を後方に移動してもまだ口元の突出感が残っているような場合にはさらに後方へ牽引することも可能です。

このように当院は歯並びだけではなく、口元の印象にもこだわります。口元でお悩みの方は一度当院にご相談ください。

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医療法人梅田リンガル 矯正歯科医院 大阪オルソ

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