院長ブログ

インビザラインの治療が長引く原因とは? 治療をスムーズに進めるためのポイントについても解説します!

 

 矯正治療を始めるにあたり、治療にどのくらいの期間がかかるのか、かかる期間が延びることがあるのかなど気になる方も多いのではないでしょうか。矯正治療はある程度の長い時間を要すとはいえ、できるだけスムーズに進めたいですよね。

 この記事では、インビザラインの治療にかかる期間や治療が長引いてしまう原因、そして治療をスムーズに進めるためのポイントについても詳しくご紹介します。

 

矯正治療にはどのくらいの時間がかかる?

 矯正治療にかかる期間は、様々な条件によって異なります。その条件には、以下のようなものが例として挙げられます。

 

・選択した装置の種類(ワイヤー矯正か、マウスピース矯正か)

・歯並びや噛み合わせの状態

・矯正治療をする範囲(部分矯正か、全顎矯正か)

 

これらの条件によって治療にかかる期間は変わりますが、一般的な平均としては概ね1年~数年程度といわれています。部分矯正の場合は1年かからずに治療が完了するケースもあります。

 

インビザラインの治療期間

 インビザラインは、透明なマウスピースを歯列に装着して歯並びや噛み合わせを整えていく矯正治療方法です。この治療にかかる期間は、主に2つに分かれます。まずは、歯を動かして歯並びや噛み合わせを整える期間です。その後、整えた歯並びや噛み合わせを定着させるための保定期間が必要になります。

 

歯を動かす期間

 インビザラインの場合、歯を動かす期間はマウスピースの枚数にも左右されます。例えば、マウスピースの枚数が14枚に制限される「インビザライン・ライト」の場合は平均的な治療期間は7ヶ月です。一方、マウスピースの枚数に制限のない「インビザライン・コンプリヘンシブ」では平均して2年から3年程度の治療期間がかかります。

 

保定期間

 歯を動かす期間が終わったあとには、歯を正しい場所に安定させるための保定期間に移行します。保定期間ではリテーナーとよばれる装置をつけて過ごし、矯正治療後に歯がもとの位置に戻ろうとする「後戻り」を防ぎます。一般的に、この保定期間は歯を動かすのにかかった期間と同程度の時間が必要といわれています。つまり、歯を動かすのに2年かかった場合は、保定期間は2年以上必要ということになります。

 

インビザラインの治療が長引く原因の例

 

 様々な理由からインビザラインの治療が長引いてしまうことがあります。

 

マウスピースの装着時間不足

  

 インビザラインでは、1日に20~22時間以上のマウスピースの装着が求められます。マウスピースは自由に着脱できるものではありますが、食事と歯磨きのとき以外は常に装置をつけるということです。マウスピースの装着時間が不足すると、マウスピースがはまらなくなるなどの問題が起こるだけでなく、治療計画通りに歯が動かなくなるおそれがあります。

 

治療途中でむし歯や歯周病が見つかる

  

 インビザラインの治療途中でむし歯や歯周病が見つかった場合、矯正治療は一時的に中断して歯の治療を優先しなければなりません。その間は矯正治療が進められないこともあるため、これにより治療にかかる期間全体が長引く可能性があります。

 

歯の移動量が多い症例

  

 歯並びや噛み合わせの状態によっては、歯を綺麗に並べるスペースを確保するために抜歯が必要なケースもあります。抜歯によりスペースができて歯を動かす距離が長くなると、そのぶん治療にかかる期間も長くなります。また、叢生(歯が重なり合っている状態)や出っ歯(上顎の前歯もしくは顎の骨が前方に突出している状態)の場合も歯の移動量が多くなる傾向にあります。

 

マウスピースの管理不足

  

 マウスピースが正しく装着できていない場合、本来かかるはずの力が歯にかからず、治療計画通りに歯が動きません。また、マウスピースを破損、紛失してしまった場合も再作製が必要になるため、その分時間がかかってしまいます。さらに、マウスピースが正しく洗浄されていない場合もむし歯や歯周病の原因となることがあります。

 

治療計画に問題がある

  

 マウスピースの装着時間や管理方法を守っているにも関わらず歯が思うように動かない場合、治療計画そのものに無理がある可能性も否定できません。インビザラインの治療を検討する際には、治療経験や実績が豊富な歯科医院を選ぶことが大切です。

 

治療をスムーズに進めるためには?

 できるだけインビザラインの治療をスムーズに進めるためには、どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。

 

マウスピースを正しく装着する

  

 インビザラインの治療において、マウスピースを正しく装着することは非常に大切です。マウスピースが奥歯までしっかりと密着するように心がけ、必要に応じてチューイー(ロール状のチューブ)を使用するようにしましょう。また、外す際にも注意が必要です。無理に力をかけてマウスピースを外すと、破損の原因となります。両方の奥歯を順番に外してから、前歯の部分を下に引っ張るようにしてマウスピースを外しましょう。

 

マウスピースの装着時間を守る

  

 食事と歯磨きのとき以外はマウスピースを忘れず装着しましょう。どうしても装着を忘れてしまいがちな場合は、アプリなどを活用するのも方法の一つです。

 

毎日のセルフケアを丁寧に行う

  

 インビザラインの治療中にむし歯や歯周病を予防するためには、毎日のセルフケアを丁寧に行うことが大切です。インビザラインの場合は基本的にこれまで通りの歯磨きが可能ですが、歯ブラシで磨くだけでなくデンタルフロスやワンタフトブラシなども併用しましょう。

 

定期通院を欠かさない

  

 インビザラインの場合は1~2ヶ月に1回程度定期チェックのために通院していただきます。この定期チェックでは矯正治療が計画通りに進んでいるかだけでなく、むし歯や歯周病になっていないかも確認できます。仕事や学業で忙しくても、定期通院は欠かさないようにしましょう。

 

まとめ

 いかがでしたでしょうか?インビザラインの治療が長引いてしまうのには様々な原因がありますが、できるだけ治療がスムーズに進められるように気をつけて治療期間を過ごしましょう。

 当院では、治療経験豊富な歯科医師が患者様の様々なお悩みに合わせて最適な治療方法をご提案いたします。矯正治療にご興味のある方はぜひお気軽にご相談ください。

 

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