セファロ分析とは
側方セファロX線規格写真から顎の骨の大きさや位置関係、歯の角度などを計測し、正常咬合の平均値と比較し評価することです。実はマウスピース矯正ではセファロ分析を行わないことも多く、実際にアソアライナーやインビザラインなどの種々のマウスピース矯正装置を技工所に発注する際にはレントゲン写真は必要ありません。しかしながら大阪オルソでは歯列矯正を行う際、歯並びの見た目だけで治療方法を決定することはありません。なぜなら同じような不正咬合(歯並びが崩れている状態)でもその原因が種々考えられるからです。
出っ歯の原因
「出っ歯」の原因は上の前歯が反っているだけではありません。上あごが大きくて前方位である場合、下あごが小さくて後方位である場合、またこれらの原因が全て組み合わさっていることもあり、原因に応じた治療をする必要があります。
重ね合わせ
セファロ分析は治療結果を評価する際にも用います。治療前後レントゲンを重ね合わせ、分析値を比較することでどの歯がどのように動いたかを比較することができます。
まとめ
セファロ分析は歯を綺麗にならべるだけではなく、原因に応じた治療を行うため、またその治療効果を評価するために重要なのです。当院ではセファロ分析を効率的に行い、また患者様に分かりやすい資料をご提供するために「Cephalo Metrics AtoZ 」という専用ソフトを使用しています。