インビザライン矯正は、ワイヤーやブラケットを用いる従来の歯列矯正治療とは異なり、プラスチック製の透明なマウスピースを装着することにより歯列矯正を行う治療方法です。
この記事では、インビザラインで気をつけたい飲み物、その理由や飲んでも大丈夫な飲み物について詳しくご紹介します。
目次
インビザラインで気をつけたい飲み物
インビザラインで気をつけたい飲み物は、主に3種類、
- 砂糖が入っている飲み物
- 着色が気になる飲み物
- あたたかい飲み物
です。
これらを飲む際はマウスピースを外して飲み、飲んだ後は歯をしっかり磨いてから、再びマウスピースをつけなおします。
しかし、外出時など、マウスピースを外しづらい状況もあるかもしれません。
そのような場合、例えば、暑い飲み物であれば冷ましてから飲む、コーヒーや紅茶であれば砂糖を入れないなどの工夫ができます。
ストローを使えば、たしかに、直接、コップ等に口をつけて飲むよりはリスクを減らすことができます。
しかし、それだけで、完全に安全なわけではないので注意が必要です。
気をつけたい飲み物、その理由
インビザラインで気をつけたい飲み物、
- 砂糖が入っている飲み物
- 着色が気になる飲み物
- あたたかい飲み物
それぞれ、なぜ気をつけなければならないか、その理由について説明します。
砂糖が入っている飲み物
ジュースやスポーツドリンクなど、砂糖が入っている飲み物は、むし歯になる危険性があるので気をつける必要があります。
砂糖はむし歯の原因となるため、インビザライン矯正でなくとも気をつける必要がありますが、マウスピースをつけている際は、特に、注意が必要となります。
マウスピースを装着すると、歯に唾液が届かず、一方で、砂糖が閉じ込められてしまう可能性もあるため、むし歯や歯周病の原因となる細菌にとって有利な状態になってしまいます。
そのため、インビザラインでは甘い飲み物は避ける必要があります。
着色が気になる飲み物
お茶・紅茶・コーヒー・ワインなど着色が気なる飲み物は、歯やマウスピースに色が着いてしまう原因になります。
マウスピースは比較的、簡単に変色してしまいます。
また、これらの飲み物がマウスピースと歯の間に入り込んだ場合、歯にも着色してしまいます。
変色したマウスピースを装着していると、相手に不潔な印象を与えてしまうかもしれません。
あたたかい飲み物
あたたかい飲み物は、マウスピースを変形させてしまう可能性があるため注意が必要です。
マウスピースが変形してしまうと、期待通りの結果は得られません。
作り直す場合は、余計なコストが発生してしまいます。
普段、ご自宅やカフェなどで飲む、あたたかい飲み物の温度は、十分にマウスピースを変形させる危険性があるため、注意が必要です。
飲んでも大丈夫な飲み物
インビザライン矯正でマウスピースをつけたまま飲んでも大丈夫な飲み物は、水、砂糖などが入っていない炭酸水です。
しかし、矯正中であっても、マウスピースを取り外せば、好きなものを飲むことができます。
その際は、飲んだ後の歯磨き、そして、マウスピースをつけなおすことを忘れないようにしましょう。
水分補給自体は、むしろ、重要であり、口の中が乾燥した状態ではむし歯リスクが高くなってしまいます。
水を飲むようにすることで、歯だけでなく、身体の美しさも手に入れると考えてみると前向きになれるかもしれません。
その他インビザラインで気をつけたいポイント
食べ物に関しても、同様の注意が必要です。
マウスピースを装着したまま食事をすると、むし歯・変色・変形などのリスクがあります。
食事の際は、一度、マウスピースを外し、食後は、歯磨きを忘れないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか？インビザライン矯正では、マウスピースを取り外せば、好きなものを飲むことも食べることもできます。
甘い飲み物などを避け、水を飲むようにすれば、歯だけではなく身体の美しさも手に入るかもしれませんね。
もし不安なことやご不明な点がありましたら、当院にお気軽にご相談ください。
