すっかり寒くなってきましたね。本日から11月に入り、今年も残す所もう2ヶ月となりました。2015年のうちにということで今月の当院の映画はバックトゥーザフューチャー2となりました。あの映画での未来の設定はまさに2015年だったのです。実際の2015年より映画の世界感は未来すぎて改めて観てみるとおもしろいですよ。
さて今回のブログは現在妊娠されていたり、これから妊娠を考えられていたりする方の歯並びの治療についてです。当院は女性専用医院ですので、妊娠中の方も安心して治療を受けていただける体制を整えています。
まず精密検査ではレントゲン撮影を行いますが、歯科のレントゲンは医科に比べて被曝量が少なくまた頭部のレントゲンですので危険性はないと言われています。とはいっても当院では腹部にX線をなるべく当てないようにするべきだと考えていますので、レントゲン撮影の際には、ちょっと重いですがお腹から背中までしっかりと覆うことができる防護服を着用していただきます。
チタン合金の小さいネジを骨に入れる必要がある場合には16週から27週の安定期に行うようにしています。使用する麻酔の量は極少量なので体に影響するようなものではありませんが、少しでも母体に負担をかけないように配慮させていただいています。
臨月が近づいてきますとお腹が大きくなりますので診療用の椅子を水平まで倒すと体に負担がかかることもあります。このような場合は椅子の角度を45度付近で止めて治療させて頂くようにします。
このように十分に配慮し治療を進めていけば妊娠中でも問題なく歯並びの改善を行うことができるのです。
ただ妊娠中の治療は大変なこともあるのは事実で、例えばお腹が大きくなってからの通院や里帰り出産などです。当院は西梅田や北新地駅から徒歩1分ですので比較的通院しやすいとは思いますが、自宅が駅から離れている場合や、県外などのご遠方からいらっしゃっている場合には臨月の数ヶ月前から現状を維持するためのワイヤーを入れておき、出産後に治療を再開することになります。また里帰り出産でも同様に、装置が外れたり、ワイヤーがチクチクしたりといったことがないように里帰り中は歯並びを維持するためのシンプルな装置に交換しておき、大阪に戻ってこられてから治療を再開します。治療期間は多少伸びますが、出産前にある程度治療を進めておけば、ご出産後の通院はかなり楽になります。
当院では妊娠中の方の治療を多数経験しておりますので、妊娠中の方やこれから妊娠を考えられている方で歯並びや口元が気になっているということがあれば当院に安心してご相談ください。1人1人のスケジュールに合った治療をご提案します。