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歯並びを維持する「保定」とは

皆さまこんにちは。朝晩冷え込むようになり、肌寒くなってきましたね。食欲の秋はもう終わりつつあるのですが、休日はついつい子供と一緒におやつを食べて過ぎてしまいます。その中でも私と息子の好物は手作りのシフォンケーキです。シフォンケーキが焼ける香りがすると、本当に嬉しくなるのですが、食べるのはいつも次の日となってしまいます。作った事のある方はご存知かと思いますが、シフォンケーキは焼けてもすぐには食べられません。レシピ本によると、まず焼きあがったら逆さまにして冷めるのを待ち、さらに冷めたら逆さまのまま袋とラップで密封して冷蔵庫で一晩寝かせた方がいいとのことなのです。こうしないとせっかく膨らんだケーキが潰れたり、味が偏ってしまったりして味が落ちてしまいます。好物のシフォンケーキをおいしく食べるには、手間と時間がかかるのです。今回のブログではシフォンケーキの作り方から私が連想した「保定」についてです。

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保定とは、矯正歯科治療で歯を動かした後に、歯が元の位置に戻ろうとする動きを防止するために行うものです。保定には取り外し式の保定装置と呼ばれる装置を使用する方法や、歯の裏側に細い針金を接着剤で付けて動きやすい前歯を固定しておく方法など様々な方法があります。保定装置の使用期間は1~2年程度のものから、一生とはいかないまでもなるべく長い期間付けていただくものまで様々です。この「保定」をしっかりと適切に行わないと、せっかく綺麗に並んだ歯並びが崩れてしまいます。「保定」は教科書的には「歯の周囲の組織が現在の歯の位置で再組織化し、歯の周りの繊維の弾性力が減弱するまで、また頬・口唇・舌による歯への圧力が均衡するまで保定を行う」ということになっていますが、歯を動かした量や歯が戻る動きには個人差がありますので、患者さん一人一人に合った装置の選択や期間が重要となります。

シフォンケーキと同じで歯並びも安定したいい状態になるには時間がかかるのです。間もなく歯並びの治療が終わる方も、もうすでに治療を終えられた方も、せっかく手に入れた綺麗な歯並びが崩れてしまわないように「保定」をがんばってくださいね。

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