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大阪エリアで裏側矯正(舌側矯正)ができる歯科医院の選び方|費用相場やかかる期間を解説

大阪エリアの上空からの様子

大阪で歯列矯正を考えており、できれば目立たない裏側矯正を第一候補としている方もいるでしょう。数年に渡って装置をつけるわけですから、目立たないように過ごしたいですよね。

 

しかし、たくさんある歯科医院のなかで、どのような医院を選べばよいのかわからず困っている方もいるのではないでしょうか。

 

今回は、大阪エリアで裏側矯正(舌側矯正)ができる医院を選ぶ方法について解説します。費用の相場やかかる期間、他の治療方法とも比較した内容なので、歯列矯正を検討している方はぜひ参考にしてください。

 

裏側矯正(舌側矯正)とはどんな矯正方法?

歯の模型を持つ医師

裏側矯正(舌側矯正)とは、ワイヤー矯正の種類のひとつで、歯科医院ではリンガル矯正と呼ばれることもあります。ブラケットと呼ばれる装置を歯の裏側に取りつけ、その間にワイヤーを通して矯正力をかけます。

歯の裏側に装置を取りつけるため目立ちにくいというメリットがありますが、高度な技術や専門性の高い知識が必要となるため、歯列矯正のなかでも費用は140万円ほどと高額になりがちです。

治療にかかる期間は2年くらいで、後戻りを予防する保定期間は2年ほどです。トータルで4年ほどは何らかの装置をつける必要があります。

 

表側矯正とは

悩む2人の女性

表側矯正とは、歯の表側に装置を取りつけて矯正力をかける矯正方法です。表側矯正は歴史が古く数多くの実績があるため適用できる症例が多いことがメリットのひとつです。しかし、歯の表側に装置を取りつけるため目立ちやすく、審美性に欠けるという難点があります。

治療期間は症例にもよりますがだいたい2年ほどで、後戻りを予防する保定に2年ほどかかります。費用は全額矯正でおよそ60~100万円ほどで、部分矯正だともう少し費用を抑えることも可能です。

 

マウスピース矯正とは

ケースに入ったマウスピース

マウスピース矯正は、透明のアライナーと呼ばれるマウスピースを用いた矯正方法です。段階ごとに形の異なるマウスピースを交換しながら歯を動かし、必要に応じて歯にアタッチメント(ドアノブのような役割の突起)の取りつけや顎間ゴムを使用して矯正力を高めます。

治療期間はだいたい2年ほどで、保定期間も2年ほどです。部分的な矯正だと、治療期間は1年ほどで終わることもありますが、やはり保定には2年ほどかかってしまいます。ワイヤー矯正と同様に、症例によって費用が異なりますが、およそ70~120万円でしょう。

 

大阪エリアで裏側矯正(舌側矯正)ができる歯科医院の選び方

手招きで案内する医師

大阪には数多くの歯科医院が存在し、各医院の特徴や得意としている治療、自由診療の費用もさまざまです。そんななかからどのように自分に合った医院を選べばよいのかわからない方がほとんどでしょう。今後の歯並びを左右させることにもなるので、慎重に選ぶ必要があります。

大阪エリアで裏側矯正(舌側矯正)ができる医院を選ぶ際は、以下の5つのポイントを意識してみましょう。

 

  • 治療実績
  • 機器・設備
  • 認定医の有無
  • 見た目への配慮
  • 通いやすさ

 

では、それぞれくわしくみていきましょう。

 

①治療実績

裏側矯正は、高度な技術が必要な矯正治療のため、治療実績が豊富な医師がいる医院を選びましょう。経験や知識の浅い医師のもとで裏側矯正を行うと、治療が長期化したり仕上がりに満足できなかったりする可能性があります。実績はホームページで確認したり、カウンセリングで質問したりして確認してみましょう。

 

②機器・設備

口腔内のレントゲン

裏側矯正に限りませんが、歯列矯正を行うための診断設備や器具が十分にそろっている医院を選ぶとよいでしょう。歯列矯正にはレントゲン写真の他にも、矯正用レントゲン写真が撮影できるセファログラムが設置されていることが好ましいです。矯正歯科であれば必ずありますが、一般歯科のなかで矯正を行っているところには設置されていない可能性があります。

 

③認定医の有無

歯科医院で医師が歯列矯正を行うための資格はありませんが、一定以上の技術と深い知識を証明する「認定医」というものがあります。学会へ所属して日々新しい技術と知識を習得しているため、裏側矯正において信頼できる医師といえるでしょう。認定医の中にも種類があり、裏側矯正の認定医が在籍している方が裏側矯正治療を得意としている可能性が高いので、医院選びの参考にしましょう。

 

④見た目への配慮

女性のほほ笑む口元

歯列矯正を行う目的の多くは、見た目やコンプレックスの改善でしょう。しかし、歯列矯正では装置が目立ったり口内が不快な状況が続いたりしがちです。職業によっては目立つ装置をつけられない方もいるので、一人ひとりのライフスタイルにあわせた治療計画を提案してくれる医院を探すとよいでしょう。

 

⑤通いやすさ

歯列矯正は数回の通院で終わるものではなく、数年に渡る通院が必要な歯科治療です。そのため、自宅や職場から通いやすい範囲の距離にあることが大切です。装置が外れてしまった場合でも駆けつけやすい距離にあること、通院が億劫にならない距離にあることを意識して選んでみましょう。

 

大阪エリアの裏側矯正(舌側矯正)の費用相場

ブタの貯金箱と電卓

大阪エリアの裏側矯正の相場は、110~180万円ほどです。裏側矯正は表側矯正よりも装置が高価で高い技術が必要なため、費用を高めに設定している医院がほとんどです。ただし、費用や治療期間などは医院による差がでるため、くわしい内容は必ずカウンセリングで確認するようにしましょう。

 

裏側矯正(舌側矯正)は保険適用できる?

裏側矯正を含めた歯列矯正は、基本的には健康保険が適用されません。歯並びや噛み合わせなどを審美的な目的で改善するケースが多く、審美的な目的では適用されないからです。

しかし、先天的な骨格異常や顎の骨を切るような外科手術がともなう歯列矯正など、国が定めた疾患に当てはまる場合は健康保険が適用されます。ただし、健康保険を適用させた歯列矯正を受けられるのは、厚生労働省が認可した歯科医院で治療が行われる場合に限られるので注意しましょう。

また裏側矯正は国が定めた疾患の治療であっても健康保険適用にならないことがありますので注意が必要です。

 

裏側矯正(舌側矯正)のメリットと注意点

ここまでは、裏側矯正ができる医院選びのポイントや費用について解説しました。しかし、具体的に裏側矯正のメリットや注意点について把握している方は少ないのではないでしょうか。

ここでは、裏側矯正のメリットと注意点について解説します。

 

メリット①:矯正器具が目立たない

裏側矯正では歯を動かすための装置を裏側につけるため、矯正器具が目立ちません。矯正していることを隠していると、周囲の人が気づくことはほとんどないでしょう。大きな口を開けた際に下の装置が見えることがありますが、注意深く観察しない限りほとんどわかりません。

 

メリット②:虫歯になりにくい

表側矯正では装置の間に食べかすが詰まりやすく、歯磨きがしにくいので虫歯リスクが高くなってしまいます。裏側矯正も同様のことがいえますが、歯の裏側はだ液が循環しやすく自浄効果が作用しやすい環境です。そのため、表側矯正に比べて虫歯になりにくいというメリットがあります。

 

メリット③:適用範囲が広い

表側矯正で成果がでる症例は裏側矯正での治療が可能です。表側矯正はほとんどの症例に適用されるため、裏側矯正も多くの症例に適用されます。なかでも、出っ歯や口ゴボ(口元が突き出たように見える状態)を改善させるため、前歯を後方に引き下げる症例を得意としています。

 

注意点①:かかる費用が高い

歯の模型と電卓

他の矯正治療方法に比べて装置が確認しづらく、オーダーメイドの装置を作成する必要があることから、費用が高額になってしまいます。得られるメリットや、医師の高い技術と深い知識が必要なことを考えると適正価格かもしれませんが、治療を受ける側としては決して安いとはいえないでしょう。

 

注意点②:しゃべりにくさを感じることがある

これまで何もなかった部分に装置がつくため、舌があたりしゃべりにくさや違和感を覚えることがあります。最初のころは発音が不明瞭になることもあるでしょう。徐々に慣れてきますが、人前で話す機会が多い方は、事前にスケジュールの調整を行うなどして対策を取りましょう。

 

注意点③:治療期間が長くなりがち

取りつける装置は一人ひとりの歯にあわせて作成し、装着する位置も厳密な治療計画のもとで決定するため、カスタムメイドの装置が完成するまでに時間がかかります。また、表側矯正とは異なった歯の動き方をするため、裏側矯正に慣れていない医院での治療は治療期間が延びるケースもあるでしょう。

 

大阪で矯正治療をするなら「マウスピース矯正」もおすすめ

2種類のワイヤー矯正をしている歯の模型

さまざまなメリットが得られる裏側矯正ですが、デメリットが大きいと感じる方はマウスピース矯正がおすすめです。

マウスピース矯正の特徴やメリットは以下のようなものが挙げられます。

 

  • 透明なマウスピースは目立ちにくく取り外しも可能
  • これまでどおりの食事や歯磨きができる
  • 少しずつ歯を動かすため痛みが少ない
  • 目立ちにくい裏側矯正よりも費用が安い

 

装置の見た目を気にされる方でも挑戦しやすく、歯磨きの際は取り外すので清掃性にも優れています。費用面に関しても、目立ちにくいというメリットを持ちながら、裏側矯正よりも費用を抑えられます。

ただし、マウスピース矯正は一部の症例には適用できないため、すべての方が受けられる治療法ではありません。マウスピース矯正を検討する場合は、歯科医院でカウンセリングを受けて医師に診断してもらうようにしましょう。

 

まとめ

大阪で裏側矯正ができる医院選びのポイントと、裏側矯正のメリット・注意点について解説しました。歯列を整える矯正方法はひとつではなく、医院もたくさん存在するので迷ってしまう方が多いのではないでしょうか。医院選びが歯列矯正の成功のカギを握っているので、安易に選んでしまわないようにしましょう。

大阪オルソでは、成人女性の装置が目立たない歯列矯正に特化した歯科医院です。院内は完全個室の診療室を準備し、プライバシーや院内感染に配慮した空間で治療を行っています。歯並びにお悩みの方、矯正方法で迷いがある方は、大阪オルソへお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

著者:医療法人梅田リンガル
   理事長 谷木俊夫

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